BIGBOSS現役最後のキャンプ 専属広報が感じた違和感
「BIGBOSS(ビッグボス)」ことプロ野球日本ハムの新庄剛志監督(50)は日本ハム現役時代の2006年4月、「本塁打談話」で突然、そのシーズン限りでの引退を表明した。当時、新庄さんの専属広報だった荒井修光(のぶあき)さん(48)は、引退宣言の談話を球団担当記者たちにメールで送ろうとして、思わず踏みとどまっていた。
「本塁打を打ってベンチに戻った新庄さんが、無言で『行け』と。あとは送信ボタンを押すだけでした。引退することは職場の広報グループの誰にも話していませんでしたし、ここでボタンを押しちゃったら、すごいことになっちゃうんじゃないか」(荒井さん)
試合はまだ二回裏。
荒井さんは、東京ドームのネット裏にある高田繁ゼネラルマネジャー(GM、当時)ら球団幹部が居並ぶ部屋を訪れた。新庄さんとの「秘密」を告白した。
「高田GMは『新庄が決めた…
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