「男と女に優劣はない」 二宮金次郎も読んだ?200年前の博愛の書

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河合博司
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 学校の銅像と言えば、一昔前までは薪を背負って本を読む二宮金次郎が定番だった。では、その金次郎が読んでいた本は何なのか。

 茨城の郷土史家が、金次郎が後に愛読していたらしい本の存在を突き止めた。そこに書かれていたのは、200年前とは思えない内容だった。

 二宮金次郎(後の尊徳、1787~1856)は江戸後期、農民の救済に尽くした。思想家でもあった。

 生まれた農家が没落したにもかかわらず、武士と対等に渡り合って、関東を中心に600もの農村の復興や経済改革に励んだ。

 1年半ほど前、茨城県に住む郷土史家の桐原光明さん(74)と小田部芳美さん(61)は、図書館でコピーしてきた「二宮尊徳全集」(全36巻、1927年)を読み返していた。金次郎の弟子が書き残した日記が元になっている。

 11巻の1826(文政9)年の記述で、22文字に目がとまった。

 「金二分の書き賃を払い、(…

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