「ミサイル防げる原発はない」 原子力防災担当相

関根慎一
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 山口壮原子力防災相は13日の閣議後会見で、原発への武力攻撃に対する防衛について「ミサイルが飛んできてそれを防げる原発はない。世界に1基もない」と明言した。ロシア軍がウクライナの原発を攻撃した事態を受け、自民党や自治体などから原発の防衛力強化を求める意見が出ているが、担当相として厳しい見方を示した形だ。

 原発の防衛強化をめぐっては自民党安全保障調査会が先月、「地対空ミサイル等の防護アセットの展開・配備」などを求める提言をまとめ、全国知事会も3月、ミサイル攻撃に対し自衛隊の迎撃態勢に万全を期すよう要請している。山口氏は「原発の防衛を高めるのは当然」とする一方、ミサイルからの防衛は「これからもできない」とした。(関根慎一)