沖縄とつながり深める岐阜県の2大学 そのわけは

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深津弘
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 沖縄が日本に復帰して15日で50年になる。約1300キロ離れた岐阜県に、沖縄とのつながりを深めてきた大学が二つある。岐阜女子大(岐阜市)と朝日大(瑞穂市)を訪ね、その理由や沖縄出身の学生の思いなどを聞いた。

 岐阜女子大で今年度の入学式があった6日後。沖縄県与那原町で、もう一つの入学式が開かれた。

 3年次への編入生と大学院への入学生50人を前に松川禮子学長が式辞を述べ、テレビ会議で結んだ岐阜から、「同級生」となる3年生が「一緒に頑張りましょう」とエールを送った。

 岐阜女子大は2009年に沖縄女子短大と姉妹校提携を結び、沖縄サテライト校を設置。同短大の卒業生らの編入が可能になった。

 小学校や幼稚園の教員2種免許を取得して教育現場で働く卒業生にとって、編入の目的は1種免許の取得だ。また、岐阜女子大が情報をデジタル化し管理する専門職「デジタル・アーキビスト」を養成していることから、それを目標に学ぶ人もいるという。

 提携のきっかけは、岐阜女子大前学長で、遠隔教育の第一人者の後藤忠彦さん(86)が、岐阜大教授だった約30年前にさかのぼる。離島が多い沖縄では、教員の研修を衛星放送やテレビ会議に頼る必要があり、後藤さんがシステム構築に参加。その縁で沖縄の教育関係者から、大学間の提携話が持ち上がった。

 沖縄サテライト校は、社会人…

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