成功の鍵は「日本」 31年ラグビーW杯米国大会、「金塊」の期待

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ロンドン=遠田寛生
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 約3年前、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ大会は確かな「レガシー」として残っていた。

 国際統括団体ワールドラグビー(WR)は12日、2025年以降に行われる5大会のワールドカップ(W杯)の開催地を決め、発表した。

 25年女子がイングランド、27年男子と29年女子がオーストラリア、31年男子と33年女子が米国で開催される。

 発表イベント後には、各国の関係者が笑顔で記者会見に臨んだ。

 最も話題を呼んだのは米国だ。伝統国以外での男子大会開催は、19年の日本以来2例目になる。

 スポーツが盛んな米国だが、ラグビーでは「新興国」。W杯は過去8大会に出場しているが、通算29試合で3勝26敗。全て1次リーグで敗れている。

 実力に加え、開催時期も気がかりだ。

 一般的にW杯は9~10月に開催される。ちょうど米国内で多くの人気スポーツが行われる時期だ。

 例年ならば米プロフットボールリーグ(NFL)があり、米プロバスケットボール(NBA)、北米アイスホッケーリーグ(NHL)は開幕を迎え、大リーグ(MLB)はシーズン終盤からプレーオフへと移行する。

 開催国のチームが弱ければ、大会は盛り上がりを欠く。注目度も下がるだろう。勝ち上がっていかなければならない重圧がある。

 それでも、WRのアラン・ギルピン最高責任者は、心配するそぶりを一切見せなかった。大会の成功を確信しているかのように。

 根拠の一つが、たびたび口にした「日本」だった。

 「我々は(19年に)日本大…

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