人権問題や対ロ関係 米国との距離感に苦心するフィリピン・ベトナム

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ハノイ=宋光祐
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 12日から2日間の日程で、米ワシントンで開かれる米国との特別首脳会議に臨む東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国には、対立を深める米国と中国のはざまで、バランスを取ってきた国が多い。民主主義や人権の問題を抱える国にとって米国は付き合いにくい相手だが、ロシアのウクライナ侵攻後は中国が南シナ海への進出を加速させる懸念もあり、対応に苦慮している。

 「次期大統領に受け入れられない発言をするかもしれないから、私が参加するのは良くない」

 フィリピンドゥテルテ大統領は4月下旬の演説で、特別首脳会議に欠席することを明かした。6月末に就任する次期大統領の外交に影響しないように配慮した形で、代わりにロクシン外相を派遣した。

 ドゥテルテ氏は2016年の…

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