Re:学生服 ひとり親家庭を支援へ 役目終えた制服をバトンタッチ

井石栄司
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 【大阪】役目を終えた学生服をひとり親家庭で使ってもらうプロジェクトが堺市で始まった。学生服の回収ボックスを市内に設置し、集まった学生服は、リサイクルショップがクリーニングと補修をして販売する。ひとり親家庭はクーポンがもらえ、半額で購入できる。

 「Re 制服」と名付けた事業は10日にスタート。保育所・幼稚園から高校までの制服を回収する。学生服のクリーニングや補修は、隣の松原市にある「学生服リユースshopさくらや松原店」が担う。

 同店と堺市が、さかいSDGs推進プラットフォーム会員事業者に対し、回収拠点となってもらうよう依頼する。回収拠点は市内14カ所からスタートしたが、順次拡大していく方針。

 同店では普段、使用済みの制服を買い取り、クリーニングと補修をして販売している。市民らから制服の寄付を受けることで買い取り費用が不要になる分、ひとり親家庭向けに割り引くことが可能になるという。

 堺市がひとり親家庭支援で既に導入しているアプリに登録している世帯に対し、7月に半額クーポンを初回配信する。クーポンは、配信時の寄付数に応じて上限を決め、先着順で購入できる。購入希望者は店に事前に問い合わせ、在庫があれば、来店して試着して購入できる。

 回収拠点については、堺市のサイトで案内するほか、市の担当部署(072・228・7517)でも受け付ける。

 永藤英機市長は「就学援助の仕組みもあるがすべてを賄えるわけではない。制服を安く購入できる仕組みをつくることで、経済的自立をめざすひとり親家庭の方に安心して子育てしてもらいたい」と話した。(井石栄司)