コーヒーかすや飲み残し使って芸術作品、展示販売 三重

菊地洋行
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 コーヒーのかすや飲み残しを使った芸術作品を通して環境や社会参加について考えるイベントが22日、三重県松阪市の松阪農業公園ベルファームで開かれる。イラストや立体作品など約20点を展示し、販売する作品もある。松阪市在住で県内外で活躍する30代の女性作家3人の作品だ。

 企画したのは、商品開発やイベントプロデュースなどを手がける会社を営む松阪市殿町の酒井由美さん(52)。酒井さんは、妊娠中の女性や更年期を迎えた女性でも安心してコーヒーが楽しめるカフェインレスのコーヒー「Decaferia(デカフェリア)」を開発した。

 酒井さんの会社は、県SDGs(持続可能な開発目標)推進パートナー。コーヒー事業を手がける中で、ドリップ後に出るコーヒーかすの再利用について考えた。さらに開発目標の一つである女性の活躍にも寄与しようと、子育て支援イベントなどで知り合った若い女性作家に作品制作とイベントへの参加を呼びかけ、実現することになった。

 今回のイベントでは、作品とともに酒井さんが開発したカフェインレスのコーヒー(1袋税込み250円)もセットで販売する。

 Nana.*さん(33)は、コーヒーを直接塗ったり、絵の具に混ぜたりしてかわいいしぐさの動物イラストを制作。コーヒーかすも使っていて「どこにあるか探してみて下さい」。当日は、原画を縮小印刷したポストカードを販売する。

 にじろさん(33)は、コーヒーかすをでんぷんのりでペースト状にし、ペインティングナイフや木の棒で抽象的な作品をレリーフ状に仕上げた。当日はギフト用のイラストを販売する。

 ARINAさん(30)は、アクリル絵の具で描いたカラフルな作品原画を8500円程度で販売する。コーヒーかすを入れたカプセルを貼り付けるなど立体的に仕上げた部分もあり、「自由に表現させてもらいました」。

 酒井さんは「このイベントをきっかけにクリエーティブなコミュニティーがさらに増え、松阪を盛り上げる動きになることを願っています」と話している。イベントはイングリッシュガーデン入り口の通路で、午前10時~午後3時にある。(菊地洋行)