銭高組社員を任意聴取 愛知県警、空自談合で立件も視野

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松島研人
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 航空自衛隊岐阜基地の施設工事をめぐる官製談合事件で、防衛省側に情報漏洩(ろうえい)を働きかけたとされる「アイサワ工業」(岡山市)と共同企業体(JV)を組んだ「銭高組」(大阪市)の担当社員から愛知県警が任意で事情聴取したことが関係者への取材で分かった。県警は同社名古屋支店を家宅捜索しており、担当社員の立件も視野に捜査を進める。

 防衛省側の元課長が、同じ職場の元先輩が天下りした業者側に入札情報を漏らしたとされる事件は、中堅ゼネコンを巻き込む構図に発展した。

 官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、防衛省近畿中部防衛局の元建築課長、稲垣正義容疑者(60)と同省出身でアイサワ工業顧問の村上泉容疑者(65)。

 問題となったのは2020年11月にあった岐阜基地に新設する電子戦評価施設の工事をめぐる一般競争入札。入札に参加した16社・JVのなかで、アイサワ工業と銭高組のJVは落札額の下限の目安となる「調査基準価格」に最も近い額で落札した。契約金額は追加工事も含めると計約66億8千万円(税込み)だった。

 捜査関係者によると、村上容疑者は稲垣容疑者からLINEなどで調査基準価格などの秘密情報を入手。この情報は今回の入札を担当する銭高組とも共有され、両社で入札金額を決めたとされる。銭高組は防衛省出身の村上容疑者の存在を認識していたといい、県警は同社の事件への関与の度合いを調べている。

 ある関係者は村上容疑者が建…

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