獲得競争激化、相次ぐ大学の都心回帰 学生、多摩では「距離がある」

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山本知佳、高浜行人
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 大学のキャンパスの都市部への移転が、相次いでいる。利便性を高めることで志願者を増やしたり、外部との連携を強めて講義の質を上げたりする効果があるという。背景には、生き残りをかけた学生の獲得競争があるとの見方もある。

 東京駅から地下鉄で約10分。最寄りの東京メトロ茗荷谷(みょうがだに)駅のすぐそばに、青いシートに囲われた工事中の建物がある。ここに来年4月、中央大学の新しい茗荷谷キャンパスが開校する。約30キロ離れた多摩キャンパス(東京都八王子市)から法学部が移転し、約5800人が学ぶようになる予定だ。

 「大学に行くついでに、いろんなところに寄れるようになるのがうれしい」

 法学部1年生の女子学生(18)はそう話す。現在通っている多摩キャンパスは、東京駅から電車で約1時間。就活を考えても、今のキャンパスでは都心から距離があると感じていた。

 中央大は1978年、より広い敷地を確保するため、文系学部のキャンパスを千代田区から多摩に移転。現在は学生の約8割が多摩で学んでいる。

 一方、2004年に新宿区に…

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