日産、3年ぶり黒字転換 内田社長が見据えるゴーンショック後の経営

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福田直之
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 日産自動車が、3年ぶりに黒字化した。カルロス・ゴーン元会長の逮捕や米国での販売不振に新型コロナ危機が追い打ちをかけ、陥った経営不振から回復してきた。それでも、「本丸」の自動車事業は赤字が続いており、電気自動車(EV)化への対応など課題も山積みだ。内田誠社長が13日、記者団の取材に応じた。

――生産能力や固定費の削減と、新車の相次ぐ投入などにより、2022年3月期決算は純損益が3年ぶりの黒字となりました。

 「ようやく黒字化できたが、このレベルに甘んじてはいられない。これはスタート地点だ。自動車で稼ぐ力を持ち、そこから新たな投資で新たな事業、サービスで会社の価値を上げていかなければならない。電動化はそんなにすぐ利益が出ないので、向こう3年間、(EVが)普及するまではチャレンジングだ」

――ただ、事業別に見ると販売金融事業の黒字が、本丸の自動車事業の赤字を埋め合わせている状況です。赤字が3年続く自動車事業の黒字化は見えていますか。

 「昨年度は約400万台を販売したが、このレベルでは厳しい。半導体や中国のロックダウンなどの供給制約がなければ、少なくとも480万から500万台レベルまで生産できる実力はある。23年3月期は黒字を狙っていく」

――資材価格が高騰しています…

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