意中の詩人の言葉に迫る タゴールを翻訳 川名澄さん

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佐藤雄二
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 意中の詩人の言葉に、じっくり向きあい、これしかないという日本語を探す。ラビンドラナート・タゴール(インド、1861~1941)の詩を翻訳してきた川名澄(かわなきよし)さん(61)=名古屋市=は詩人の言葉をふまえて言う。「新しく翻訳されるときに詩の世界は生まれ変わるものです」

 アジア初のノーベル文学賞を受賞したタゴールの自選詩集『ギタンジャリ(歌のささげもの)』を2011年に邦訳した。『迷い鳥』(09年)と『螢(ほたる)』(10年)に続く3冊目のタゴール詩集だった。

 「学生のころに読んだときは物足りない気がした。読めていなかったのだと思う。詩集を編んだタゴールと同じ年齢にさしかかり、久しぶりに読んでみると、人生についての普遍的な感慨があふれているのを感じました」

 タゴールは、母語のベンガル

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