山崎八段の追い上げ 「詰まされていたと思う」 瞳を閉じた永瀬王座

有料会員記事

[PR]

2人の世界

【観戦記】A級順位戦9回戦

先▲(先手)永瀬拓矢王座(4勝4敗)△山崎隆之八段(1勝7敗)

 すっかりおなじみになったA級最終戦の静岡対局。今期は前節までに挑戦者と降級者が決まっており、半ば慰安旅行のような雰囲気かもしれないなと思ったが、とんでもない。盤上では熱戦に次ぐ熱戦が繰り広げられ、静岡市の「浮月楼」は大いに盛り上がった。

 最後にお届けするのは初参加同士の一戦。永瀬は指し分けの、山崎は降級決定の状況で3月3日を迎えた。

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩 △3二金2 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同銀 △2二銀 ▲1六歩1 △9四歩3 ▲9六歩1 △3三銀5 ▲1五歩2 △7二銀 ▲7八金1 △7四歩1 ▲4八銀1 △7三桂3 ▲5八金4 △6四歩 ▲4六歩9 △6五歩29

写真・図版
図は△6五歩まで

 戦型は永瀬の誘導で角換わりに進んだ。先手が1筋、後手が6筋の位を取る展開は珍しく、早くも力比べの様相を呈している。

 解説の飯島栄治八段は「△6…

この記事は有料会員記事です。残り2486文字有料会員になると続きをお読みいただけます。