国策映画作った父を追って30年 映画監督になった息子の作品上映

遠山武
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 太平洋戦争中に日本の占領下のインドネシアで国策映画を制作した編集者、伊勢長之助(1912~73)の足跡を追うドキュメンタリー映画「いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム」の上映が、13日に北九州市内で始まった。14、22日にも上映される。

 伊勢は42年、報道班員として渡ったジャワで、大東亜共栄圏をうたう「隣組」「ロームシャ」など100本を超す作品を手がけたとされる。戦後は「佐久間ダム総集編」などの記録映画で高い評価を得ている。

 長男で映画監督の伊勢真一さんが30年かけて亡父の足跡を追ったのが今作だ。残されていたフィルムを再編集し、当時を知る現地の人の証言映像を織り交ぜ、2021年に制作した。各地で上映されている。

 14日は午前10時に小倉昭和館(小倉北区魚町4丁目、093・551・4938)で、22日は午前10時半と午後1時半の2回、ニッサブ・上津役シネマスクエア(八幡西区上上津役4丁目、090・8407・9785)で。いずれも一般1200円、高大生500円、中学生以下無料。14日は伊勢監督の講演もある。(遠山武)