中国包囲網狙うバイデン政権 招かれたASEANは米国寄りになれず

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ワシントン=園田耕司、北京=高田正幸 バンコク=翁長忠雄、シンガポール=西村宏治
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 米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別首脳会議が12日、ワシントンで始まった。バイデン米政権はASEAN首脳らとの関係強化を図り、インド太平洋地域で影響力を強める中国への対抗を狙う。一方のASEAN諸国は米中の一方に傾けない事情を抱えており、米側の思惑通りにことが運ぶか見通せない。

 ワシントンに招待されたのは、軍がクーデターで実権を握ったミャンマーを除く9カ国のASEAN首脳ら。首脳らは12日夕、バイデン米大統領と一緒にホワイトハウス敷地内の特設ステージの上に立ち、記念撮影をした。その後、バイデン氏の主催する夕食会に参加。特別首脳会議は13日まで行われる。

 バイデン氏が米首都で首脳らをもてなしたのは、対中戦略の一環としてASEANを味方に引き入れたいからだ。米政権としては、インド太平洋戦略の中核に位置づける日米豪印の「QUAD(クアッド)」と、米英豪の「AUKUS(オーカス)」に加え、東南アジア諸国側の協力を得て「中国包囲網」を形成したい思惑がある。

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