円安で好業績の自動車大手 値上げ模索も「厳しい」の声

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神山純一、近藤郷平、福田直之
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 自動車大手7社の2022年3月期決算は、6社が増益または黒字転換を果たした。円安が利益を膨らませた。しかし、原材料価格が急騰しており、今後は経営が圧迫されそうだ。足元の業績が好調なだけに、他業種のように商品の値上げに踏み切れるかどうかは難しさもある。

 半導体不足による減産の影響が大きかったスバルだけが減収減益だった。

 ホンダは13日、本業のもうけを示す営業利益が前年比32・0%増の8712億円だったと発表した。円相場が対ドルで6円円安に振れ、為替で利益を1689億円押し上げた。増益分の8割を為替要因が占めた。ホンダの場合、為替が1円円安に振れると、円換算で120億円利益が増える。竹内弘平副社長は「事業環境を考えると、円安はウェルカム(歓迎)だ」と話した。

 日産自動車も為替の効果だけで利益が634億円押し上げられ、3年ぶりに黒字転換した。車の供給不足が続いて価格を維持でき、主力の北米市場で値引きのための費用を減らせた。

■原材料価格の高騰「想定超え…

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