メフィラス山本「ウルトラマン、変態!」と叫ぶ(小原篤のアニマゲ丼)

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 「シン・ウルトラマン」を見てきました。結論を言うと正攻法のリファインで、映像はリッチになり、物語はSF的に深まり、設定は凝ったものになり、「シン・ゴジラ」ほどクセはないので「あれ? すごく面白いけどフツーかな」と思うものの「いや、このフェティシズムはフツーじゃないな」と考え直す。そんな映画です。あ、ネタバレありです。

 まずは当たり障りのない映画の説明から。ゴジラ映画を大胆に変革した「シン・ゴジラ」(2016年)、25年にわたるシリーズにけりをつけた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(21年)に続く「シン」シリーズ第3弾(てことでいいの?)、樋口真嗣さんが監督し、庵野秀明さんが企画・脚本・総監修などを務めた113分の空想特撮映画です。

 予告編などで見た映像から予想したのは、「成田亨さんがデザインしたウルトラマンとネロンガやガボラなどの怪獣たちを、今のCGで美しくカッコよく映像化し迫力いっぱいに戦わせよう、というのが主眼なんだな」。これはその通りでした。冒頭「ウルトラQ」と「ウルトラマン」をひとつながりの物語にしてきたところは「オッ!」と驚きうれしくなりましたが(ゴメスもちゃんとシン・ゴジラを改造したシン・ゴメスだったし)、外星人のザラブが八つ裂き光輪でやられる開始50分くらいまでは「面白いけどフツーじゃない?」が正直な感想でした。夜の大都会の空中戦は魅力的でしたけど。

 前半でそう思わせたポイント…

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