新型コロナウイルスの感染者がいることが公表された北朝鮮で、発熱者の急増が続いている。朝鮮中央通信は14日、前日に新たに約17万4440人の発熱者が確認され、21人が死亡したと報じた。金正恩(キムジョンウン)総書記は「建国以来の大動乱だ」との表現を使って危機感を強調し、防疫政策では「中国に学ぶのが良い」との考えを示した。
同通信によると、12日に確認された発熱者は約1万8千人で、13日はその10倍近くに増えたことになる。「原因不明の熱病が全国規模で爆発的に拡散」していったとする4月末以降の発熱者は約52万4440人に上り、約28万810人が治療を受けているという。死者は計27人と伝えている。13日の報道では、オミクロン株への感染者1人を含む6人としていた。
金正恩氏「建国以来の大動乱」
同通信によると、14日に朝…
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【解説】 最高指導者、金正恩総書記自身が「建国以来の大動乱」とする新型コロナウイルスの感染拡大に、北朝鮮は韓国からの支援の申し出を受けるのか。産声をあげたばかりの韓国・尹錫悦政権と北朝鮮との今後の間合いを占う意味でも、非常に興味深い。 尹政権に
【視点】「苦難の行軍」が注目された1990年代後半、2回だけですが、北朝鮮に取材に入ったことがあります。平壌だけでなく、開城や郡部などにも足を運んだ記憶を思い起こすと、平壌と地方の格差は大きく、病院はあっても設備が古いままで、人びとはやせていて、暮

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