まるで「猛牛」琴ノ若を変えた一番 千秋楽、父は内緒で準備していた

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安藤仙一朗
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(大相撲夏場所7日目 ○高安 押し出し ●琴ノ若)

 立ち合い負けした琴ノ若は、悪癖の「引き」が出てしまった。大関経験者の高安に押し出され、4連敗だ。

 横綱琴桜を祖父に、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)を父に持つ24歳。三代続けての三役が狙える自己最高位の前頭2枚目で、試練を迎えている。

 初場所春場所と連続で11勝し、優勝争いに絡んだ。

 成長のきっかけは、苦い思い出にあった。

 自身初めて上位総当たりの地位、前頭3枚目に上がった昨年秋場所だ。9日目の宝富士戦、相手の圧力に引いた相撲で左ひざにけがを負い、翌日から休場した。

 意識が変わった。

 「下がると、けがした時がよぎる」。ひざに負担をかけないよう、前に出る形を磨いた。

 父とともに思い描く理想の相…

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