ドイツ北部ワイセンハウスで行われた主要7カ国(G7)外相会合は14日、共同声明を採択し、閉幕した。共同声明や関連文書では、ロシアのウクライナ侵攻が、世界的に深刻な食糧とエネルギーの危機を引き起こしているとの懸念を表明。ウクライナ農産物の輸出支援や飢餓に直面する人々への人道支援など、さまざまな枠組みで具体的行動を進めることで合意した。
声明などでは「ロシアが軍事侵略によって変えようとした国境は決して認めない」とし、ウクライナや全ての国の主権と領土保全のための取り組みを堅持すると明記。ロシアに対し「経済的および政治的圧力をさらに高め、団結して行動し続ける」ことを確認した。
ロシア産の石炭と石油の輸入を段階的にやめるというG7の方針に基づき、「ロシアへのエネルギー依存を減らし、可能な限り早期に終わらせるための努力を促進する」とした。
会合では、ロシアの侵攻でウ…