夫が無精子症、愛しているけど離婚もちらつく 姜尚中さん説く執着

有料会員記事

[PR]

悩みのるつぼ 相談者

 20代女性です。幼い頃より母親になることを夢見て生きてきたこともあり、大好きな夫との子どもを当初より待ち望んでいました。しかし、昨年夫の無精子症が発覚し、病院で実子は諦めてくださいと言われました。精子提供や養子も考えましたが、病気や事故、犯罪など我が子に何があっても味方するという自信が持てず、夫婦で話しましたが、それらの選択肢はなくなりました。

 私の気持ちを知る夫からは、離婚したければ受け入れると言われています。検査で私には問題はないと言われており、産める体なのに、子どもを持たぬまま一生を終えれば後悔するだろうと思うと、夫のことは尊敬し、愛していますが、離婚もちらつき、つらい気持ちから抜け出せません。

 夫のプライバシーや自尊心に関わることでもあるため、周囲にも話せず(夫からは家族にも話さないで欲しいと言われています)、一人苦しい気持ちです。さらには、友人から子どものことを聞かれたり、出産や子育ての話を聞いたりするのがつらく、友人との交流も避けるようになってしまいました。また、夫の不妊が発覚してからは夫婦の営みもなくなり、寂しい気持ちが拭えません。

 子どもを持つチャンスにかけて離婚するか、2人だけで生きていくかで揺れ動く私にアドバイスをいただけませんか。

回答者 政治学者・姜尚中さん

 相思相愛の男女の結婚と出産…

この記事は有料会員記事です。残り1247文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    長野智子
    (キャスター・ジャーナリスト)
    2022年5月22日8時48分 投稿

    【視点】相談者の方の苦しい気持ち、本当にわかります。姜さんのお答えも素晴らしいしそのとおりだと思う一方で、8年以上にわたる不妊治療で授かることのできなかった私から思うと、個人差はあれ、どうしても子どもを産みたいという、突き上げるような本能に近い感情