京大野球部、躍進の裏に 元プロの監督がJRの駅で培ったコミュ力

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聞き手 編集委員・稲崎航一、写真・新井義顕
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 兵庫・報徳学園高時代に投手として活躍し、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスでプレーした近田怜王(れお)さん(32)は昨年11月、京都大野球部の監督に就いた。戦力外通告を受けて社会人野球に転じ、引退後はJR三ノ宮駅の駅員として働いたことも。大学で学んだ経験を持たない若き指導者は、高偏差値の選手がそろうチームにどんなことを伝えているのか。

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 ――初めて監督として臨んだ関西学生の春季リーグ戦では開幕カードで昨秋の優勝校、関西大に2勝して勝ち点を挙げると、立命館大からも勝ち点を奪いました。関大戦後の「優勝をめざしている」との発言にびっくりしました。いまの6校で争う新リーグになった1982年以降、京大の最高成績は2019年秋の4位ですが……。

 「優勝という言葉を口に出せば、本気度が高まる。選手は半信半疑かもしれないけど、4位では甘いと思っています。僕が今まで取り組んできた野球がそうでしたから。京大といえども、1番をめざそう。リーグ優勝して神宮球場へ行こうと本気で思っています」

 ――就任時、選手に「京大が勝つことには大きな影響力がある」と言ったそうですね。

 「目先のことで言えば、勝て…

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    稲崎航一
    (朝日新聞編集委員=スポーツ、野球)
    2022年5月23日8時52分 投稿
    【解説】

    元プロの高校野球、大学野球監督というと、「どんな技術を教えているんだろう」と思いがちです。 しかし、近田監督が最初に言ったのは心構えでした。 「やるからには京大といえども、優勝をめざそう」 「無断欠席や遅刻はやめよう。忘れ物をなく

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