秀吉の雄飛に迫る「秀吉と長浜」 長浜城歴史博物館

藤井匠
[PR]

 滋賀県長浜市公園町の長浜城歴史博物館で、主に長浜城主時代の秀吉に焦点をあてた「秀吉と長浜」が開かれている。約8カ月の耐震補強などの工事を終え、再オープンを記念する展示会。軍事や政策などの関係史料50点を紹介し、秀吉の雄飛の軌跡に迫る趣向だ。22日まで。

 湖北を支配していた浅井氏を破った功績で、秀吉はその領地の大部分を織田信長から与えられ、長浜城を築いた。記念展では、史料がほとんど残っていない長浜城築城、城下町と湖北統治、柴田勝家と対決した賤ケ岳合戦などをとりあげる。

 長浜城築城で伊香郡唐川など3カ村に鋤(すき)や鍬(くわ)などを持って手伝いに来るよう命じた「羽柴秀吉判物 から川・ふせ・高田百姓中宛」▽大垣(岐阜県大垣市)から長浜まで約52キロをわずか5時間で駆け戻ったとされる故事などを描いた「賤ケ岳合戦図屛風(びょうぶ)」▽賤ケ岳合戦前、秀吉が弟の秀長に布陣の注意事項や柴田軍の動きについての見解を知らせた「羽柴秀吉書状 羽柴秀長宛」などが目を引く。

 長浜城石垣の根石に使われたと考えられる一石五輪塔や、城跡から出土した瓦も展示する。福井智英館長は「秀吉と長浜の関わりについて改めて理解を深め、当時に思いをはせてもらえれば」と話す。

 高校生以上410円、小中学生200円。長浜、米原両市の小中学生は無料。問い合わせは長浜城歴史博物館(0749・63・4611)。(藤井匠)