沖縄復帰50年 基地負担軽減訴え、名古屋でも集会

伊藤智章
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 沖縄復帰50年を考える市民集会が15日、名古屋市中区の東別院会館ホールで開かれ、約140人が参加した。三線や踊りで盛り上がる一方、壇上には「琉球弧を平和の島へ」とのスローガンが掲げられた。台湾有事への警戒から基地強化の動きがみられる現状に憤る発言が相次いだ。

 あいち沖縄会議などの市民団体でつくる実行委員会主催。主催団体あいさつでは「この50年、何をやってきたのか」と涙声になり、言葉に詰まる男性もいた。

 集会に参加した新城正男さん(76)=愛知県岩倉市=は沖縄県北谷町出身。1964年に就職で名古屋に来た。取材に「復帰50年というが、沖縄は基地も爆音も米兵の犯罪も変わっていない。本土の皆さんも考えてほしい」と話した。

 元社会党参院議員の大脇雅子さんは当時を振り返り「基地も日米地位協定も動かせなかった」とわびた。沖縄県東村の米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事の警備を巡る訴訟などについて講演。大脇さんが原告側の弁護団長として関わった訴訟は昨年、名古屋高裁愛知県警機動隊の派遣が違法とされた。大脇さんは「沖縄の人のようにめげずにどう戦い続けるか、考えた」と話した。(伊藤智章)