フィンランド、NATO加盟申請を決定 ロシア国境で進む「要塞化」

有料会員記事ウクライナ情勢

ヘルシンキ=疋田多揚、ベルリン=青田秀樹 聞き手・疋田多揚
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 フィンランドのニーニスト大統領とマリン首相は15日、共同記者会見を開き、北大西洋条約機構(NATO)へ加盟申請する政府方針を決定したことを明らかにした。隣国のスウェーデンも同日、与党社会民主労働党が加盟に賛成するとの結論をまとめた。16日にも政府方針を決定する見通しで、中立を掲げてきた北欧2カ国がNATOに加盟申請することになった。

 ニーニスト氏は会見で「歴史的な日だ。新しい時代が始まろうとしている」と強調。マリン氏は、加盟で自国の安全が強化されるだけでなく、「NATOも強化される。我々は強力な防衛力を持っているからだ」と述べた。国会で議論した上で、数日中に申請する見通し。フィンランドは一院制(定数200)で、与党を含む大半の議員が加盟に賛成している。

 軍事的中立を保ってきた両国ではロシアによるウクライナ侵攻後、NATOへの加盟を望む世論が高まった。ロシアのプーチン大統領は、14日のニーニスト氏との電話会談で、「軍事的中立の政策を放棄することは間違いになる」と警告。ニーニスト氏はNATOに加盟しても、「誰かから離れるということではない」と指摘。ロシアへの刺激を避けながら手続きを進めたい考えだ。両国が加盟するまではNATO加盟国に両国への防衛義務は生じないため、その間米国などが両国の安全をどう保障するかが焦点になる。

 スウェーデンでは、NATO…

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