「眠れる潜在力」から一歩踏み出す 女性がリーダーシップを学ぶ時

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編集委員・秋山訓子
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 政治も経済も地域でも、女性のリーダーがなかなか増えない。だったらリーダーシップ教育に取り組めばいいのでは? そんな試みが各地で始まっている。足を一歩、踏み出すために。

念願の自分のお店を持ったきっかけは

 徳島県の「藍住町」にあるから、外壁は藍色に。「綺羅星(きらぼし)雑貨店」は昨年開店。アンティーク風のインテリアや小物に加え、地元の作家のハンドメイドアクセサリーなども。ワークショップをすることもある。

 オーナーは正治真紀さん(44)。開店のきっかけが、2020年に徳島県主催の「女性起業塾初級編」と、女性や若者の人材発掘や育成をする「とくしまフューチャーアカデミー」(TFA)への参加だ。

 ファッションの好きな正治さんは大手アパレルで長年働いてきたが、19年に病気をして退職。体調が回復するなかで、漠然と考えていた自分の店を持つという思いが頭をもたげた。起業塾を知り、申し込んだ。月1回基本2時間、7回でマーケティングや事業計画書作成、経理などを学ぶ。

 他の参加者からTFAにも誘われ、出てみた。こちらも7回だが一回3時間。「徳島のありたい未来を描こう!」「教育とメディア」「健康と福祉」「労働と経済」など、講師から話を聞いた後、グループに分かれて議論、発表する。

「的外れなこと言ったら恥ずかしい」と、しーん…

 正治さんは最初、意見を言えなかった。「距離感がわからなくて。社会問題について濃く話をする場もなかったし、的外れなことを言ったら恥ずかしい。みんな同じようで」、しーんとすることもよくあった。

 TFAでは議論を重視する…

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