GW観光客数、昨年比94%増 松江城は倍増もコロナ前には及ばず
榊原織和
今年のゴールデンウィーク中に島根県内の主な観光施設を訪れた客数が前年より94%増えたことが、県観光振興課の調査で分かった。ただ、コロナ禍前の2019年と比べると36%少ない水準にとどまっている。
4月29日~5月8日の県内の観光施設12カ所と隠岐汽船の客数をまとめた。松江城は2万863人で前年からほぼ倍増。出雲市の県立古代出雲歴史博物館は8679人で89%増えた。
県西部では、浜田市の県立しまね海洋館アクアスが4万5059人で2・2倍に。大田市の石見銀山・龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)は7540人と72%増えた。隠岐汽船の乗客数は91%増の1万2440人だった。
一方、19年との比較では松江城が49%減、石見銀山40%減などとなっており、回復は道半ばだ。(榊原織和)