のっぺら坊で妙にデカい…謎多きオオサンショウウオ 人工繁殖に挑戦

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北村哲朗
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瑞穂ハンザケ自然館学芸員の伊東明洋さん(56)

 広島県と接する島根県邑南町の山間部にある「瑞穂ハンザケ自然館」は、飼育展示する「不思議な生き物」について、パンフレットにこう記す。

 外見はのっぺら坊、動きはノロくて、川の生き物としては妙にデカい――。

 「生きた化石」といわれる世界最大の両生類。国の特別天然記念物オオサンショウウオのことだ。その人工繁殖にこの10年、挑戦し続けてきた。

 ハンザケはこの地域での呼び名。体が半分に裂けたように見えるほど口が大きいからだとか。少年時代、川で釣りをしていてよく見かけた。「かまれるとカミナリが鳴るまで離さんぞ。近寄るな」と祖父に言われ、触ったことは一度もない。触ると、ぬるぬる、ぷにぷにしていると知ったのは、40歳を過ぎ、飼育担当になってから。次第に愛着がわくようになった。今では顔や性格の違いもわかるまでになったという。

 生態に謎の多いオオサンショ…

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