地域の買い物の場が、憎悪に満ちあふれた事件現場へと変わった。米ニューヨーク州西部バファローのスーパーマーケットで、10人が殺害された銃の乱射事件。一夜明けた15日、目撃者や従業員が、当日の様子を取材に証言した。
「パンパンパン」
14日午後2時半ごろ、店の向かいのバス停にいたグレイディー・ルイスさん(50)は、ジュースの缶を開けようとした際に銃声を聞いた。顔を上げると、店の駐車場から白い煙が立ちこめている。男は発砲を続け、店に入っていった。
「映画の撮影か」。最初に浮かんだ考えは、20~30発ほど聞こえた銃声でかき消された。「現実だ」
数分後に店から出てきた男は、自分のあごの下に銃を突きつけていたという。だが、最終的に銃を手放し、警察官に身柄を確保された。
男が入った後、店では何が起きていたのか。
会議室にバリケード
価格管理担当マネジャーのジ…
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