スウェーデン、NATO加盟申請を決定へ 19世紀からの中立を転換

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ヘルシンキ=疋田多揚
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 スウェーデンのアンデション首相は16日、北大西洋条約機構(NATO)に加盟申請する方針を正式に表明した。NATOに近く、意向を伝達するという。同国は19世紀前半から軍事的非同盟を外交方針に据えており、中立の立場からの歴史的な転換となる。

 アンデション氏はこの日の記者会見で、「私たちは一つの時代を終え、新たな時代に入る」と宣言。「NATO加盟は、スウェーデンの安全を高める。大多数の市民の支持を得る判断だと信じるが、反対意見は尊重する。ただ、正式加盟となるまでの期間は脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれるだろう」と述べ、警戒も呼びかけた。同時に、直接的な軍事的脅威があるわけではない、とも述べた。

 これに先立つ15日、アンデション氏は与党社会民主労働党の会合に出席。伝統的にNATO加盟に反対してきた同党は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、加盟容認に転じる結論をまとめた。同党は声明で、加盟時には「NATOの恒久的基地をスウェーデンに置かず、核兵器も配備しない」と宣言するよう政府に求める、との留保をつけた。16日、同氏は議会で加盟申請の方針を説明した後、政府方針として正式決定した。加盟申請については隣国フィンランドと同時にする考えを示した。

 フィンランドも、加盟申請す…

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