「ハーフ」という言葉などを出発点に日本社会の差別意識を研究してきた、社会学者で昭和女子大学特命講師のケイン樹里安(じゅりあん)さんが13日、悪性リンパ腫のため死去した。33歳だった。葬儀は家族で執り行い、後日、お別れの会を開く予定。今年1月から入院していたという。
共編著「ふれる社会学」では、社会学の入門書として「ハーフ」「よさこい」など様々な現代的なテーマから、社会の中のものの見え方にアプローチした。
「美白」は見えない差別? 日本人に広がるひとごと感
「逃走論」40年後の世界 浅田彰さんは今なお「逃げろ」と訴える
戦争の下、国家は個人を領有する 私は自由を信仰する 李琴峰さん
選手の中傷なぜ起きる SNSが可視化した独りよがりな「正義感」
ウクライナ人受け入れは二重基準なのか 「難民」と「避難民」の間で
最終講義「答えはない」 それでも連帯は存在する 藤原帰一さん
注目の動画
速報・新着ニュース