彦根城で40年続くラジオ体操を禁止 市「何かあれば責任とれない」

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藤井匠
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 滋賀県彦根市彦根城の天守前広場で約40年間続いてきた市民たちの早朝のラジオ体操について、市が禁止を決め、市民は17日から取りやめることになった。体操は城の開場前に行われており、市は禁止の理由を「文化財保護や防犯・防災上の観点」としている。

 城を所有し、管理している市によると、天守前でほぼ毎日、午前6時半からラジオ体操が行われていた。市民らによると、当初の参加は数人だったが、昨年は1年間で延べ約6800人が参加した。これまでにトラブルはなかったという。

 彦根城の開場時間は午前8時半から午後5時。市が開場前の体操を黙認してきた形だったが、市は今年3月中旬、防災などを理由に市民側に自粛を口頭で要請し、付近の公園などに変更するよう提案した。

 30年間にわたって参加しているという村川晃司さん(80)ら有志は体操を継続。「天守で健康づくりをする会」(仮称)を設け、4月に140人分の署名を添え、市に陳情書を提出した。「ラジオ体操を通じ、生活リズムや郷土愛を育んできた。城内の異変や不審者情報も気に留め、一定の防犯、抑止効果も担っている」と訴えた。

体操仲間「ショックだ。あきらめてはいない」

 村川さんらは今月16日、和…

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