広島市立の保育園、9割が「改善必要」 5歳児死亡めぐり緊急点検

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福冨旅史、黒田陸離
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 広島市西区の市立保育園で男児(5)が行方不明になり死亡した問題で、市の緊急点検に対し、9割近い市立保育園が改善の必要な施設があると答えたことがわかった。男児は園庭の隙間などから外に出たとみられ、市は「同様の危険がある園が多い可能性がある」とする。男児が亡くなって1カ月となった16日、市の検証委員会が発足した。

 市の緊急点検では、園児が1人で外に出る可能性がある隙間の有無などを尋ねた。その結果、88ある市立保育園のうち77園が改善の必要な施設があると回答。生け垣だけで囲われた箇所が11園で見つかり、隙間があるケースも複数あった。園児が足をかけて乗り越える可能性のある門やフェンスは62園で見つかり、34園ではフェンスと建物の間などに隙間があるという。

 今回の緊急点検で明らかになったケースは、園による月1回の安全点検で不備として報告されてこなかった。藤川宜陽(たかはる)・市保育企画課長は「結果的にチェックが甘かった。9割というのは重たい数字だ」と取材に述べた。

市の検証委「信頼が失われている深刻な事態だ」

 市は、生け垣だけで囲われた…

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