香川のゲーム条例めぐる違憲訴訟が結審 原告側が訴え取り下げ意向

上山崎雅泰
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 香川県ネット・ゲーム依存症対策条例は子どもがゲームをする時間を決める自由を侵害し、憲法に違反するなどとして、高松市出身の男性(19)と母親が県に計160万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が16日、高松地裁であった。原告側が訴えを取り下げる意向を示したため結審し、8月30日に判決が言い渡される。

 県側によると、原告側から4月25日付で訴訟の取り下げ書が地裁に提出されたという。ただ、県側は同意しなかった。

 男性の支援者によると、1月以降、男性と連絡がつかない状態という。代理人弁護士からも「母親と相談して裁判を進めてきたが、民法改正で4月から男性は成人。本人と連絡が取れない以上、代理人を辞任した」という説明を受けたという。

 支援者は「男性が携帯の番号を変更したため、連絡先も分からない。SNSでも返事がない。心ない中傷もあったようだ。男性を支えられず申し訳ない」と話した。(上山崎雅泰)