安寧幸福を願い描いた龍 細川護熙さんが京都・龍安寺にふすま絵奉納

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西田健作
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 世界遺産臨済宗妙心寺派の龍安(りょうあん)寺(京都市右京区)で、新たなふすま絵が公開されている。作者は元首相の細川護熙さん(84)。名だたる画家が描いてきた水墨による雲龍図に挑み、32面を奉納した。

 細川さんは政界引退後の1999年から作陶を始め、以後、油彩画や書なども手掛けてきた。近年はふすま絵も制作するようになり、薬師寺奈良市)や建仁寺(東山区)などに奉納している。

 細川さんは13日に龍安寺で記者会見し、「龍は古来、人々に安寧と幸福をもたらす存在として寺院に描かれてきた。奉納できて大変うれしい」と話した。

 龍安寺は室町時代の守護大名細川勝元(1430~73)が創建し、細川さんにもゆかりがある。本堂のふすま絵は1950年代に皐月(さつき)鶴翁が描いたものだが傷んでいたため、勝元の550年忌に合わせて細川さんが奉納することになったという。

 本堂のふすま絵は40面あり、残りの8面は来年春をめどに奉納する。40面を9図に分け、誕生したばかりの幼い龍が老龍になるまでを描く大作だ。完成まで2年半かかった。

 今回は本堂正面に描いた第六の龍(8面)を来年3月31日まで公開する。通常の拝観料(大人・高校生500円)で見ることができる。残りも順次公開したいという。

「安寧幸福の思いを込めた」

 細川護熙さんは、龍安寺(京…

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