戦後の横浜、鮮やかな街 貴重なカラー写真公開 横浜市史資料室

佐藤善一
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 【神奈川】連合国軍の占領、戦後復興とめまぐるしく変容した横浜。その様子をカラー写真で紹介する企画展「戦後の風景 占領から復興へ」が、横浜市西区横浜市史資料室で開かれている。当時、カラー写真は国内ではほとんど普及しておらず、貴重な資料という。

 米軍関係者が撮影したとみられるカラー写真を、三陽物産(横浜市)社長の山本博士さんが入手し、今年に入って市史資料室に提供した。山本さんは横浜関連の古い写真や陶磁器を集めている。

 戦後の横浜を撮影した写真は多数残っているが、ほとんどはモノクロだ。同資料室の羽田博昭・調査研究員によると、カラー写真のコレクターはいるが、一般公開される機会は少なかったという。

 会場では、横浜中華街の市場通りの角に開店したパチンコ店や、祭礼の飾り物を売る露天商などのカラー写真のほか、歴史資料を収集している鈴置善郎さんから提供された戦後占領下のモノクロ写真も含め、79点の写真が並ぶ。このほか、米軍関係者向けの旅行案内など資料6点が展示されている。

 羽田さんは「カラー写真で戦後を見ると、モノクロとは受ける印象が違う。鮮やかな色が街中にあふれていたことに改めて気付かされる」。7月9日まで。無料。問い合わせは市史資料室(045・251・3260)へ。(佐藤善一)