3地銀とも増益 来年は慎重見通し 3月期決算

池田良
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 【宮城】仙台市に本社を置く主な地方銀行3行グループの2022年3月期決算が出そろった。3行とも増益だったが、23年3月期はウクライナ情勢の影響や円安の動向など先行きの不透明さを要因に慎重な見通しを示した。

 七十七銀行は2期ぶりの増益で、純利益は1999年の連結決算開始以降、過去最高となった。貸出金利息の増加や貸出先の倒産リスクが低水準だったことなどから、貸し倒れに備える与信関係費用が前期の75億円から45億円へと大幅に減少した。

 フィデアHDは、23年3月期の業績予想について、コロナ後を見据えた法人営業と貸し出しの増強などを図る一方、金融市場の動向を踏まえ運用資産の構成を一層見直すなどとした。

 公的資金の注入を検討しているじもとHDも、黒字に転換。前期赤字だった傘下のきらやか銀行単体で、債券運用の失敗などの影響がなくなったためだ。

 同行への公的資金の注入が認められれば、09、12年に続く3度目となる。じもとHDの鈴木隆社長(仙台銀行頭取)は13日の決算会見で、「コロナ禍で疲弊する中小企業への支援を金融仲介機能としてしっかり行いたい」などと話した。(池田良)