知床事故の献花台、生花店の女性が通う理由 きっかけは知人の一言

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豊島鉄博
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 北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故から1カ月が過ぎた。遺体安置所となった北海道斜里町の体育館に置かれた献花台には、いまも多くの花束が供えられている。町内で生花店を営む女性は、特別な思いを胸に毎日体育館を訪れている。

 「いつもきれいにしていただいてありがとうございます」

 「何か足りないものはありませんか」

 武藤香苗さん(52)は13日午前、献花台を訪れると、作業を続ける町職員らに声を掛けた。

献花台に通い続ける武藤香苗さんは事故当初、献花が集まりすぎることを心配していました。その気持ちを変えたのは、東日本大震災の被災地で花屋を営む知人の一言でした。

 武藤さんは、生花店「Flower&Gift くろーばー」で店長を務める。体育館までは車で3分ほど。事故発生から6日後の4月29日からほぼ毎日体育館に行き、花の生け方や長持ちさせる方法を町職員に伝えてきた。

 同町峰浜地区出身の武藤さん…

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