最下位に甘んじるタイガース、「あの寺」を参拝すれば浮上するかも
室矢英樹
9連敗からはじまった
よもやの開幕9連敗を喫し、低迷するプロ野球阪神タイガース。寅年(とらどし)の今季、巻き返しの鍵は、「寅の寺」での必勝祈願かもしれない。寅年だった2010年は前年に参拝したところ、中日ドラゴンズに1ゲーム差の2位。シーズン中の参拝でも間に合うかも?
昨季12球団最多の勝ち星を挙げた阪神は、セ・リーグの優勝候補と目されていた。しかし、今季は51試合を終えて借金12(26日時点)の最下位と、ファンを嘆かせている。記者もその一人だ。小学生の頃は阪神の野球帽をかぶり、球団初の日本一となった1985年は吉田義男監督(当時)の胴上げシーンのテレホンカードを買い求め、電電公社(現NTT)に並んだ。
寅の寺は、大阪府と奈良県を南北に貫く生駒山系の信貴山(しぎさん)にある。奈良県平群(へぐり)町の「朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」。寅との縁は1400年ほど前にさかのぼる。
聖徳太子が「寅の年、寅の日、寅の刻」に、
豪族の物部氏(もののべうじ…