ロシア軍の激しい攻撃が続いていたウクライナ南東部マリウポリ市の製鉄所「アゾフスターリ」から、負傷兵らの退避が始まった。ウクライナ軍は17日、マリウポリでの「戦闘任務を終了した」と発表。近く市全域がロシアの制圧下に入る可能性があるが、ウクライナ側は、製鉄所での抗戦がロシア軍の転戦を阻んだと意義を強調している。
ロイター通信は16日、血がにじむ包帯を頭部に巻いたウクライナ兵が親ロ派支配地域のノボアゾフスクに到着し、退避に用いたバスから担架で運び出されていく写真を配信。車内を撮影した写真には、ウクライナ兵らが上下3段に重ねられた担架のそれぞれに横たわる姿が収められていた。
ロシア国防省も17日、ウクライナ兵らが避難先に到着し、ロシア兵らから身体検査や応急処置を受ける様子を収めた動画を投稿した。人道的な姿勢をアピールする狙いとみられる。
港湾都市マリウポリがロシア…
【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら