地域経済の先行きが不透明な中、地方銀行では今後も収益源の柱として、手数料ビジネスに力を入れる動きが広がりそうだ。
愛知銀は22年3月期の純利益が前年の2・6倍の109億円となり、15年ぶりの最高益に。若い顧客層に積み立て型の投信を勧める戦略が功を奏し、投信の手数料収入が8%増えた。伊藤行記頭取は「若い方が将来を見据えて積み立てるのは重要。今後も伸びる可能性が高い」とみる。保険販売に力を入れる中京銀(愛知)との経営統合を10月に控え、お互いのノウハウを持ち寄って手数料ビジネスをさらに強化する考えだ。
十六銀(岐阜)を傘下にもつ…
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