「イカの町」にウクライナ侵攻の影 経済制裁でロシア水域の漁難しく

有料会員記事ウクライナ情勢

小島弘之
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 全国有数のスルメイカの水揚げを誇る石川県能登町の小木港。近年は、能登半島沖の好漁場周辺で外国船の違法操業が続くなど、中型イカ釣り漁船を取り巻く問題が山積している。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で新たな課題に直面している。

 「去年はロシア水域でイカがとれ、今年も入域する予定だったのに……」

 そう肩を落とすのは、県漁協小木支所の白坂武雄参事(63)。昨年、小木港の中型イカ釣り漁船10隻は、不漁が続く日本海の好漁場・大和堆(たい)の代わりを求め、ロシアの排他的経済水域(EEZ)へ2014年以来、7年ぶりに漁に出た。

 8月下旬から9月下旬まで漁をし、21年度の小木港の水揚げ量2626トンのうち、約16%にあたる409トンを漁獲した。ある程度の漁獲があったことから、今年もロシア水域で操業する予定だった。だが、2月下旬にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、状況が一変した。

■「今年の操業は難しい」…

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