米カリフォルニア州の教会で1人が死亡する銃撃事件が15日にあり、地元警察は16日、中華系米国人のデビッド・チョウ容疑者(68)を殺人などの容疑で逮捕したと発表した。教会は台湾系の信者が多く、警察幹部は記者会見で「容疑者は台湾系住民を標的にしていたとみられる」と述べて、ヘイトクライム(憎悪犯罪)として調べていることを明らかにした。
地元警察によると、銃撃は同州ラグナウッズの教会で昼食会が開かれていた15日午後1時半ごろに起きた。現場には約40人がいたといい、容疑者を取り押さえようとした医師のジョン・チェンさん(52)が複数回撃たれて死亡。ほかに5人が重軽傷を負った。
容疑者は教会の内部から入り口を鎖で封鎖したとみられ、現場に残されたバッグから複数の銃の弾倉や火炎瓶のようなものも見つかったという。
米メディアによると、教会は…