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高齢・過疎化の悩み、住民同士で支え合う 有償ボランティアの理由は

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野上隆生
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 過疎化、高齢化が進み、日々の暮らしに苦労や孤独を感じる人も少なくない佐賀市久保泉町町分(まちぶん)地区で、有償ボランティアによる地域の助け合い組織「町分おたがいさん」が発足した。話し相手になったり電球を交換したりと自分ができることで住人を支え、ささやかな謝金を受け取る仕組みだ。低額ながら有償としたのには、苦労が多いからこその理由がある。

 町分地区は、町分1と町分2の二つの自治会があり、今回の組織づくりには合同で取り組んだ。まず、高齢者でつくる「長寿会」が昨年8月、高齢者を対象に、日常生活で困っていることがないか尋ねるアンケートをし、12月には民生委員もアンケートをした。

 すると、「電球が切れたけど交換できない」「独り暮らしで寂しい。話し相手がほしい」「足が悪くて朝のごみ出しに行けない」など、日常の悩みが浮かび上がった。

 昭和の時代には地元商店街に魚屋、肉屋、ラーメン店、居酒屋などが立ち並び、近所で何でもそろった。その商店街のにぎわいも次第に消え、高齢者が取り残されていった。施設に入居する高齢者も多く、近所づきあいも減って寂しい地域になったという。

 それでもこの地域に住みたいと願う人も多く、昔ながらの近所同士で支え合うシステムを復活させようと考え出したのが、今回の「町分おたがいさん」だった。

■「そのうち頼みづらくなる」…

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