望海風斗のおのぞみのままに
宝塚歌劇団の元雪組トップスター望海風斗さんによる、毎月1回のコラムです。いま稽古中のミュージカル「ガイズ&ドールズ」への思いや、あの同期との不思議な縁を明かします。
ミュージカル「ネクスト・トゥ・ノーマル」が4月29日に終わりました。キャスト
6人で向き合ってきたので、会えなくなるのはすごく寂しいと思ったけれど、千秋楽をやりきってすがすがしい気持ちになりました。
これから、みんながそれぞれの道でいろんな経験をして、またいつの日か舞台で再会できることを信じて、「じゃ、お別れね」と。すがすがしく解散できました。
宝塚を退団して1年というタイミングで、いい経験をさせてもらいました。母親であり、精神的な病気を患い、家族と向き合い、自分と向き合う。どこにでもいる、リアルな女性を演じられたことは大きかった。
母親にならなきゃとやり過ぎると、ひとりよがりのお芝居になってしまいます。娘や息子が、私のことをお母さんだと思って接してくれるから、母親になれたんだと思います。それにダイアナは芯の強い女性。演じることで、たくさんの勇気をもらいました。
西宮(兵庫県立芸術文化センター)で公演できたこともうれしかったですね。本当は西宮でおいしいものを食べたり、宝塚に戻ったりできたらよかったのですが。それはまたいつの日か、ですね。
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次の公演のお稽古が始まって…
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