日本維新の会の石井章参院議員(比例、当選1回)が参院栃木選挙区について「5人女性が出る。顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と発言した問題で、石井氏は18日、謝罪した。記者団に「ジェンダーの世の中で、そういうところで判断するのはまずい。全部撤回させていただいた」と述べた。
同選挙区(改選数1)は6人が立候補を準備しており、維新の立候補予定者を含め、うち5人が女性。石井氏は15日の立候補予定者の事務所開きで問題となった発言をした。
石井氏は18日に国会内で取材に応じ、「若さを強調する流れのなかでのひとつだった。顔や容姿で判断するのはおかしいと常々思って活動している」と釈明。一方、立候補予定者がエアロビクスで米国の大会に出ているとして「健康美を強調する意味で言った」とも発言した。
この問題をめぐっては、維新の藤田文武幹事長が16日に口頭で石井氏を厳重注意した。他党からは「これほど有権者をばかにした話はない」(立憲民主党の西村智奈美幹事長)などの批判が相次いでいる。(藤崎麻里)
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