福島第一原発の処理水放出計画、規制委が審査書案を了承 パブコメへ

山野拓郎
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 東京電力福島第一原発で増え続ける汚染水を処理した上、希釈をして海に放出する東電の計画について、原子力規制委員会は18日、事実上の合格を示す審査書案を了承した。審査書案について、意見公募パブリックコメント)を経て、正式に計画を認可する方針。

 福島第一原発で増え続ける汚染水は、大半の放射性物質を取り除く多核種除去設備(ALPS)に通した後、タンクで保管している。東電は昨年12月、海水で希釈してトリチウムの濃度を国の基準の40分の1未満にした「処理水」を海底のトンネルを使って約1キロ沖合に放出する計画を規制委に申請していた。

 東電によると、2021年度の汚染水の増加量は1日あたり平均130トンほど。試算では、23年夏から秋ごろにかけてタンクが満杯になるという。(山野拓郎)