林氏、ウクライナで中国に「責任ある役割」要求 オンライン外相協議

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野平悠一
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 林芳正外相は18日午前、中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相と約70分間、オンラインで協議した。日本外務省の発表によると、両氏は経済関係について「様々な分野で対話と協力を適切な形で進めていく」ことを確認した。林氏はロシアのウクライナ侵攻に言及。中国がロシア寄りの姿勢を取っていることを踏まえ、「中国が国際の平和と安定の維持に責任ある役割」を果たすよう求めた。

 日本外務省によると、両氏の協議は昨年11月以来で、日本側からの申し入れで行われた。林氏は「国際社会はウクライナ情勢や北朝鮮情勢等の大きな挑戦に直面している」と指摘。「このようなときこそ、緊密に意思疎通し、建設的かつ安定的な関係の構築を実現するため、ともに努力していく必要がある」と述べた。

 その上で、尖閣諸島沖縄県)をはじめ、東シナ海南シナ海、香港、新疆ウイグル自治区などをめぐる状況について「深刻な懸念」を表明。台湾海峡の「平和と安定の重要性」にも触れた。

 一方、王氏は「両国関係の発…

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    吉岡桂子
    (朝日新聞編集委員=中国など国際関係)
    2022年5月18日21時11分 投稿
    【視点】

    バイデン米大統領の来日前に、日本側から申し入れて日中外相が会談。ほぼ半年ぶりで、ロシアのウクライナ侵攻以後、初めて。必ずしも中国の姿勢に賛同していない、むしろ批判的な欧米先進国が首脳レベルでも協議を重ねているなか、隣国どうし互いに「シカト」