「氏名氏」「購入購入」架空名義のauPAYで買い物容疑 男を逮捕

土舘聡一
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 決済アプリ「auPAY」のアカウントを架空名義で作って買い物をしたとして、警視庁は、中国籍で飲食店従業員の男(21)=東京都葛飾区=を詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)容疑で逮捕し、18日発表した。

 サイバー犯罪対策課によると、男は昨年1月、東京都江東区のコンビニエンスストアで、加熱式たばこのカートリッジ19カートンなど(販売価格計10万4506円)を、「氏名氏」とのでたらめな氏名で作ったアカウントのauPAYで購入した疑いがある。

 同課は、男がこれとは別に「購入購入」という名義のアカウントも持ち、摘発した購入分を含め、コンビニ8店舗でカートリッジ計144カートン(販売価格計約80万円)を購入していたとみている。カートリッジは中国に送って転売するためのものだったとみられるという。

 男の二つのアカウントにチャージされていた計100万円は、三重県内の50代男性が持つネットバンクの口座から別の口座を中継して送金されていた。この口座をもとにした送金は、さらに別の六つのauPAYアカウントあてに計400万円分あり、いずれも別の中国籍の4人が買い物を繰り返すために使われていたという。

 同課は、男性はフィッシング詐欺の被害者で、男ら詐欺グループが不正に入手した口座情報をもとに送金を繰り返していたとみている。逮捕された男は「auPAYでたばこを買ったが、不正に入金した金とは思わなかった」と話しているという。(土舘聡一)