北欧2カ国のNATO加盟に異を唱えるトルコの思惑 欧米の対応は

有料会員記事ウクライナ情勢

ベルリン=青田秀樹、キーウ=高野裕介
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 ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、長年、軍事的中立を保ってきた北欧のフィンランドスウェーデンが、欧米の軍事同盟「北大西洋条約機構(NATO)」に加盟を申請した。これから、両国の加盟手続きはどのように進むのだろうか。

 NATOに加盟するには既存の30カ国の全会一致での合意が必要だ。30カ国が合意すれば両国を「招待」する手続きをとり、加盟が事実上固まる。その後、政治体制や軍事技術などがNATOの求める水準に達しているかを詰め、新規加盟国が予算負担などの義務を守るといった確約を表明。各国が加盟議定書にサインし、国内手続きを経て正式加盟にいたる。

 両国とも欧州連合(EU)メンバーで民主主義の政治体制に問題はなく、NATOの作戦への参加や合同演習などを通じて、部隊や装備の相互運用も折り紙付きだ。ドイツのベアボック外相が「メンバーカードはないけれど、事実上メンバー国のようなもの」というほどだ。ストルテンベルグNATO事務総長は「(加盟)手続きはスムーズで早いだろう」としており、加盟国からは「最大限のスピードで手続きをとらねばならない」(クロアチア)との声も出ている。

 6月にマドリードで開く予定のNATO首脳会議などの場も生かして議論や手続きを進め、年内には正式加盟が実現するとの見方もある。

トルコ大統領は驚きの発言で揺さぶり

 フィンランドとスウェーデン…

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